
中国やモンゴルなどの山岳地帯で広く栽培され常食されている韃靼そばはまだ日本では種がないがそれでも国産の90%は北海道で栽培されています。ルチンを普通蕎麦より300倍近く含み高血圧や糖尿病に良いといわれています。麺にしたらルチンが少なくなるらしくあまり広まっていないが、お茶は中々美味しく最近ではどこの薬店やスーパーなどでもよく目にします。
糖尿、高血圧のお母さんの為に作り始めた杉浦恵子さん、3年間は一握りの種を蒔いては収穫を繰り返し今では美しい丘陵が連なる岩見沢の栗沢に広大な土地を借りて作り続けて、もう一握りの種からだと8年は作り続けているでしょう。完全な無農薬で最高のお茶を作ることを目標に頑張っている。春6月の種蒔きから9月の収穫まで雨の日も暑い日も畑を見回っている情熱は本職の私達もかなわない。だが、農作物は天候等に左右される作物である。夏好天気に恵まれ良く稔っていても秋の台風で実が落ち収穫皆無になることもあります。このような作物で多くの消費者の方々に良いお茶を提供して喜んでもらおうと頑張っている姿には専業の農家の方々も大いに見習うべきです。
女一人、韃靼そば茶に賭ける気持ちは素晴らしい。
これからも美しい自然に恵まれた栗沢で、良い韃靼そばを作り、沢山の皆さんに喜ばれることを期待します。
山田さんは北海道岩見沢市で果樹園を経営しており、私に一握りの韃靼そば茶の種を譲って下さった方です。この種を増やして、病気の母へ「お茶として飲ませてあげなさい。」とすすめてくれて、栽培のアドバイスもしてくれました。そして、何度もあきらめかけたとき、親身になって心の支えになって下さいました。山田さんがいなかったら、私の韃靼そば茶はできなかったことでしょう